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栗東の名調教師「松田博資」

競馬予想で重要な栗東の名調教師「松田博資」

松田博資は、2016年2月末に引退した名調教師です。彼の所属団体は、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターで、いわゆる関西の調教師です。

彼の来歴は、生年月日は1946年1月29日、出身地は佐賀県です。父親が騎手や調教師をしていた影響で、中学卒業後騎手を目指し東京の馬事公苑騎手養成長期課程に入所しました。その後1964年に上田厩舎所属の騎手としてデビューしたのです。
彼の騎手としての成績はお世話にも良かったとは言えず、主に障害騎手として活躍していました。その後父親と同じように調教師の道を目指し、1981年3回の挑戦で調教師免許を取得したのです。なお騎手としての成績は、1037戦188勝(重賞8勝)でした。
1983年に開業した松田厩舎は、かつて自身が障害騎手だっただけに、障害レースを目標に馬作りを行っており、実際毎年のように障害重賞レースを勝ちました。

彼に転機が訪れたのは、1988年コスモドリームで牝馬クラシックのオークスを勝利した頃からです。牝馬の松田と言われるようにベガで1993年桜花賞・オークスを制し、ブゼンキャンドルで1999年秋華賞を制し、史上4人目の牝馬3冠調教師に輝いたのです。

それ以来馬券を予想する上でも、松田厩舎の牝馬は欠かせないポイントとなっていったのです。2000年代に入ってもブエナビスタや、2010年代もマルセリーナやハープスターがG1レースを勝つなど、牝馬の松田らしく息の長い活躍を続けたのです。彼の調教師成績は、7001戦800勝(G1・19勝)と日本を代表する名調教師の一人に挙げられます。

彼の人柄はとにかく気性が荒いことが挙げられます。かつての主戦であった藤田騎手や武豊さえも喧嘩別れするほどの男です。しかし情にも厚く、高田騎手や川田騎手を我慢して育てるなど男気あふれるところが、競馬ファンを惹き付ける魅力です。

日本の調教コース「栗東とは」

競馬予想で重要な調教コース”栗東とは”

栗東トレーニングセンターは1969年に開場され、以来ウッドチップコースの導入や坂路コースの新設、競走馬が泳ぐためのプールなど様々な施設ができたことから関西馬が一気に強くなり、それまでは東の馬が強かった競馬界の構図が逆転し、関西馬の牙城を築きつつあります。最近こそ、美浦トレーニングセンターの改良などで関東馬も盛り返してきていますが、層の厚さなどはまだまだ関西馬が厚いのが現状です。

栗東の調教コースの最大の特徴は坂路です。関西には坂のあるコースが少なく、関東に遠征するたびの中山競馬場の急坂や東京競馬場の長い坂に対応できず、故障馬も多く出ていました。そのため、関係者の総意で坂路が作られ、それが原動力となっています。坂がきついため、ここで速いタイムを出すのはなかなか厳しく、しかも、全体通して速いタイムを出し続けるのは一流馬でなければ厳しいものがあります。そうしたこともあり、ここで速いタイムを出せる馬はどんなレースでも走ると言われており、人気薄の馬であっても坂路時計がいいことを根拠に馬券を買い、大儲けしている人も多くいるなど、予想の重要なファクターとなっています。

栗東での調教コースはウッドチップコースも主流となっています。トラックコースになっており、競馬のレースと同じような形で調教を重ねることができ、脚元にも負担のかからない馬場となっているため、負荷をかけて調整することや何頭か併走して調教をすることができます。ウッドチップコースと坂路を併用して調教を行う馬も多く、そうした馬が活躍するケースも増えています。他にも芝、ダート、ポリトラックなど様々な種類があり、日夜栗東では調教が行われています。